アルフォンスミュシャと女性の美しさ

2017/10/20 17:00
9月下旬の話になりますが、
私が大好きなアルフォンスミュシャ展があるというので
滋賀県の佐川美術館へ行ってきました。



アルフォンスミュシャの絵は学生時代から大好きで。

きっかけは、
私が当時好きで飲んでいた缶コーヒーのパッケージが
ミュシャの有名な作品『黄道十二宮』だったこと。

一目ぼれでした。
「これは誰の絵?」と疑問に思いネットで調べ、
すっかりファンになったことを覚えています。
その後、京都で行われた展示でミュシャの画集を入手。
今でも時々眺めています。



さて、こちらの美術館では平日のスマホ撮影のみOKということで、
写真を少しだけ…。



絵よりも展示の様子を撮影しました。

生き生きと咲き誇る花々、
繊細で美しい装飾品、
サラ・ベルナールをはじめとする華麗な女性たち。
美しくて神秘的で…ため息が出ます。
また、細かい描写により芸術を作り上げているところも
尊敬しています。




休憩所にこのようなパネルもありました。
ベンチに座ってゆっくり見られます。
素敵ですね。



ところで私は学生時代、
芸大の入試の練習をする友人のお願いで
絵のモデルをしていたことがありました。
描き終わった絵を見た私の一言は、
「もう少し痩せないと…」

そう。
絵にされた私はなんだか太く見えたのです。
しかし友人に言われた一言で納得しました。

「ううん、実際より太く描いているよ。
先生に、人物の絵を描く時は太めに描かなきゃいけないって言われて…」

そういえば…と記憶を辿りました。
絵画の女性ってグラマラスな体型の女性が非常に多いのですよね。

私が当時考えていた美女の体型基準は、
雑誌のファッションモデルでした。

しかし、
友人との会話を思い出しながら雑誌を見ると…
体は細いし洋服もよく似合っているけれど
女性らしい美しさとは少し違うかも?

『細身=美女体型』
とは限らない。

当時の私には衝撃の発見でした。

その発見があってからミュシャの絵を見たので、
改めて女性の曲線美に注目することが出来ました。

また、それ以来
痩せることにあまり捉われなくなりました。
体重は時々健康のために気にかけますが、
重視はしていません。
女性の美しさの在り方は本当に数多くあるのだと
思っています。

さて、話は戻りますが再び今回のミュシャ展について。
平日の開館時間と同時に行ったこともあり
ゆっくり見られましたが、
たくさんのファンが美術館を訪れていて驚きました。
スマホ撮影が出来るのも嬉しかったです。




美術館の建物も素敵でした。
機会があればまた訪れたい場所です。

0 COMMENTS